コロナウイルス蔓延により、東京でのオリンピック開催がどうなるのかという注目が集まっていますが、
アンドレアス・トバ(Andreas Toba)選手は「オリンピックは延期したほうがいい」とSNSでメッセージを寄せています。
昨日の選手代表も出席したIOC会議と、メルケル首相の直接のスピーチ以来、たくさんのことを考えさせられました。
特に政治的に明らかに発表されてからは、2020年のオリンピックは延期しないといけないことは明らかです。
僕たちの世界は歴史上最大の危機の中にあります。全ての人が自宅にとどまることを要求されています。
そんな中でどうやってオリンピックの夢を見ろというのでしょうか?
2016年のリオ五輪で大怪我をした後で、東京大会に出場することは日頃からのモチベーションであり、何千時間もの練習に耐えることの原動力でした。
それでも今、僕は2020年のオリンピックを7月と8月に開催することはできないと確信しています。
フェアであること、平等であること、チームスピリット、リスペクトといったスポーツの価値は、今の危機の中では維持することができません。
国際的な格差は、トレーニングの可能性に関することです。
通常のトレーニングを行うことが完全に禁止されていることに、もう公平さはありません。
予選会も開催することができず、合宿も中止になり、それでも東京大会へのカウントダウンは続いています。
僕たちの社会的な生活は止まったままです。しかしIOCは楽観的に、オリンピックに向けてトレーニングすることを要求しています。
さらになにを待てと?
世界中のコロナウイルスの大流行をこの数週間で制御することはできないのは明らかです。
僕たち選手とIOCは同じ目標があります。オリンピックを公平で安全な条件で開催したいのです。
親愛なるIOCの皆さん、世界中のスポーツコミュニティに夢のために全てを与えるために、負担から助けてください。たとえ現状では不可能だとしても。
この競技を再びオリンピックの価値が例外なく生かされるまで延期してください。
不利益に対処することになることと、もう一度前向きになることはよくわかっています。
でもこれは個人の運命以上のことです。
人類の健康に関わることです。
共にこの辛い決断を分け合い、共に行動しましょう。
僕たちはひとつの強いコミュニティです。専門家のアドバイスは尊重します。
家にとどまり、仲間を思いやり、健康で実りある将来を楽しみにしています。
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